リフォーム(改築)祝いは渡すべき?相場と贈り物、メッセージの必要性について解説

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家族や親しい友人、会社の上司、部下が住まいをリフォーム(改築)した際、

「リフォーム祝いを渡した方がいいのかな?」

「新築祝いなら大体わかるけど、リフォーム祝いの相場はいくらなんだろう?」

「渡すのは現金?それともカタログギフトや雑貨などの品物がいいの?」

「メッセージなど何か一言添えた方がいいのかな?」

このように悩んだ経験はありませんか?

よく見聞きするのは「新築祝い」。友人や同僚が新築した時は、新築祝いを渡すのがルールですが、「リフォーム祝いなんて聞いたことがない!」という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、建築・リフォーム業界に身を置く管理人が、以下についてわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • リフォーム(改築)祝いは渡すべきかどうか
  • リフォーム(改築)祝いの相場
  • リフォーム(改築)祝いで現金以外でオススメの物
  • メッセージを書く際の注意点、例文

リフォーム祝いに関する疑問はこの記事で解決できますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

リフォーム(改築)祝いは渡すのが望ましい

リフォーム・改築祝いは関係性問わず渡すのが望ましい

結論から言いますと、リフォーム(改築)祝いは渡すことをオススメします。

以前はリフォームといえば、老朽化した家のリフォームがメインでした。つまり、「ある程度高齢の方が行う家の補修」ということが多かったため、リフォーム祝いを渡すという習慣がなかったのです。

しかし最近のリフォームには様々なパターンがあり、若い方でも行うケースが増えています。

例えば、キッチンや浴室リフォームといった「一部だけを最新の物に入れ換える」といったものから、住まい自体のフルリフォームといった大規模な工事を必要としたリフォームまで様々。

特にフルリフォーム(リノベーション)のような大規模な工事の場合、かかる費用は新築と同じくらい、あるいはそれ以上というケースも少なくありません。

このような大規模なリフォームの場合、リフォーム祝いも新築祝いと同等に考えていいでしょう。

リフォームがこれだけ身近になったこともあり、リフォーム祝いは渡すのが望ましいです。

リフォーム(改築)祝いの相場と注意点

リフォーム・改築祝いの相場は関係性で異なりなるべく偶数を意識

相場はリフォームを行った人との関係によります。具体的には以下のような感じです。

リフォーム(改築)祝いの相場
  • 友人や知人の場合→5,000→10,000円
  • 会社の同僚あるいは上司の場合→5,000~10,000円
  • 会社の部下の場合→5,000円
  • 親戚や身内の場合→10,000~30,000円

これはあくまでも一般的な相場ですので、付き合いの程度で大きく変わってきます。ただ、あまり多くても失礼ですし、逆に少なすぎてもNGです。

また、金額は原則奇数を意識するようにしましょう。具体的には10,000円、30,000円が望ましく、4,000円、20,000円などは避けた方が良いということです。

これは中国の陰陽思想(いんようしそう)からきていて奇数は積極的なおめでたい数字、偶数は陽の当たらない消極的な数字という考え方にもとづいています。

昔と比較して偶数でも批判されるケース減ってきてはいますが、できれば奇数の金額で渡すのが無難です。

参考までに、もし20,000円を渡す場合は、1万円札を1枚、5千円札を2枚にして、枚数を奇数にするという方法もあります。

贈るのは現金以外でもOK!オススメの商品と選び方のポイント

リフォーム・改築祝いは現金以外も可能だが相手に気を遣わせないことが重要
現金以外にオススメのリフォーム(改築)祝い
  • 商品券
  • カタログギフト
  • 台所用品、掃除用品、浴室用品などの生活用品
  • 電化製品
  • 観葉植物
  • お菓子

もらった相手が自由に使い道を決めることができる現金が一番無難ではありますが、抵抗がある方は商品券やカタログギフトを贈るというのもアリです。

プレゼントで一番大切なことは、渡す相手に気を遣わせないこと。つまり、「お返し」の要らない範囲が本当に相手を思っていることに繋がります。

例えば、台所用品や掃除用品、浴室用品などの生活用品。これらは誰もが使う消耗品であり、金額的にもそれほど高くありません。相手に気を遣わせる必要がありませんのでオススメです。

一方で、リフォーム祝いの規模によっては新築祝いと同様に考える場合があります。新しくなった住まいでこれからの生活に必要なもの、例えば電化製品などを贈るということも、関係性によってはアリです。

ただリフォームした本人がすでに購入していたり、他の人と被る可能性もあるので、購入前に確認するのを忘れずに。

またインテリア雑貨の一つとして、観葉植物を贈るという方法もあります。

根の付いた植物は「しっかりと根付く」という意味がありますし、実のなる植物の場合は「豊かになる」という意味がありますので、観葉植物は縁起物として重宝されています。

ただそもそも観葉植物に興味がなかったり、相手やその同居人(夫婦、子供等)がアレルギー体質の場合もありますので、事前に確認しておくようにしてください。

お菓子については、相手の好みがわかっているならアリ。そうでないなら避けましょう。

これらを考えるのが面倒という方は、現金を渡すのが間違いないですね。

あと忘れてはいけないのが「のし紙」。関係性に関係なく、商品の場合は、のし紙をつけるのを忘れずに。表書きは「御祝」「改築御祝」「祝 ご改築」など、水引は紅白蝶結び(結び)を選びましょう。

のし紙のマナー
表書き御祝、改築御祝、祝 ご改築など
水引紅白蝶結び(結び)

メッセージは必要?書く時の注意点と例文

リフォーム・改築祝いでメッセージは添えた方がいいが使用を避けるべき言葉に注意

メッセージについては必須ではありませんが、可能であれば添えるのが望ましいです。特に普段から親しくしている人には現金(またはプレゼント)とともに、メッセージも贈りましょう。

メッセージの内容は基本的に新築時と同じ考え方でOKです。お祝いの言葉とともに、気持ちを込めて書くようにしてください。

メッセージを書く際に気をつけたいのが、「使ってはいけない言葉」です。

結婚式で祝辞を述べる際に使ってはいけない言葉があるように、リフォーム祝いにも使用を避けるべき言葉が存在します。

避けるべき代表的なものは「火」を連想させる言葉や、「倒壊」を連想させる言葉です。具体的には以下のような言葉が該当します。

  • 燃える
  • 倒れる
  • つぶれる
  • 崩れる
  • 壊れる
  • 傾く
  • 終わる

このような言葉はNG。リフォーム「祝い」なので、普通に考えれば使わないと思いますが、覚えておいてください。

私たち日本人は縁起を重んじる民族ですので、特に上の世代ほどこういった言葉に敏感です。くれぐれも注意するようにして下さいね。

リフォーム(改築)祝いのメッセージ例文

リフォーム・改築祝い メッセージ例文集

リフォーム祝いのメッセージ例文をいくつか用意しました。

基本はシンプル。組み合わせたり、アレンジして使って頂いてもOKです。

ご改築おめでとうございます。ささやかではありますが、お祝いの気持ちをお贈り致します。

ご改築おめでとうございます。おうちで過ごす時間がさらに楽しく、豊かなものになることを願っています。

ご改築おめでとう。お祝いに観葉植物を贈ります。人手がほしい時はいつでも声をかけてね。

この度はご改築お祝い申し上げます。心ばかりではございますが、お祝いの気持ちをお贈り致します。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り致します。

リフォーム(改築)祝いに関するまとめ

リフォーム(改築)祝いに関するまとめ
  • リフォーム祝いは渡すのが望ましい
  • リフォーム祝いの相場は友人や知人、会社の同僚や上司の場合は5,000~10,000円、会社の部下の場合は5,000円、親戚や身内の場合は10,000~30,000円
  • リフォーム祝いを現金で渡す場合は、偶数は避け、奇数にするのが望ましい
  • 現金以外では、カタログギフト、商品券、生活用品、電化製品、観葉植物、お菓子などがあるが、事前のリサーチを忘れずに
  • メッセージは可能であれば添えるのが望ましい
  • メッセージの内容は新築と同様に考えてOK
  • メッセージには火や倒壊を連想させるような言葉は避ける

以上、リフォーム・改築祝いについて解説しました。

あまり馴染みがないリフォーム・改築祝いですが、これらを参考にして頂ければ失敗することはないはずです。

少しでも参考になりましたらうれしいです。

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家をお持ちの方は、いずれ必ずリフォームが必要になりますので、今のうちに入手しておくことをオススメします。

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