住宅のリフォームには、スケルトンリフォームという考え方があります。このスケルトンリフォームを正しく理解することで、お得にリフォームすることが可能となってきます。

ここでは、そんなスケルトンリフォームについて、詳しく説明していきます。

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スケルトンリフォームの概要

スケルトンという言葉を耳にしたことのある方は多いと思います。スケルトンとは、どういう意味なのでしょうか?

スケルトンという言葉は、本来、動物や人の全体的な骨格を表しています。つまり、いわゆる骸骨のことを指しているのです。この言葉は、本来は学術的ラテン語で、俗に近代ラテン語とも呼ばれています。

これが英語として使用されるにあたり、骨組みのようにみえる簡素な構造物や、電力設備の系統図の意味を指す言葉として用いられるようになりました。

一時期、スケルトンの名を冠した、スケルトンPCやスケルトンウォッチ、といった商品が流行りました。

こうした商品は透明な外見をしていたため、スケルトンと言えば透明な商品を指すのではないか、と考えている人もいるかもしれません。

しかし、ここで使われているスケルトンという言葉は、外装が透明であることで、その骨組みや構造が見える形になっている、という意味で用いられているのです。

また、レーシングカーやバスといった車両にみられる車体構造の一種をさす言葉としても、スケルトンという言葉が使われることがあります。

建築用語でのスケルトンとは

建築業界では、スケルトンという言葉は構造躯体(こうぞうくたい)のことを表し、骨組みだけの状態のことをスケルトンと呼んでいます。

皆さんも目にしたことがあるかもしれませんが、戸建て住宅の現場で隅柱(すみばしら)を中心に間柱(まばしら)などが建っている、外壁も床も天井もない状態のことを指してスケルトンと言います。

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スケルトンリフォームとは

スケルトンリフォーム2

では、スケルトンリフォームとは何なのでしょうか?それは、既存の住まいの屋根や壁、床、天井といった内装を全て取り払った状態にすることです。

こうすることにより、間取りを自由に変えることができますし、配管・配線といったものが今まではあからさまに露出していた場合も、壁内や天井・床などに隠すことができるのです。

つまりリノベーションするときによく使われる工法で、テレビ番組のリフォームでも幾度となくこういった状態にしてリフォームを行っています。また、骨組みだけにすることにより、耐震補強も容易にできるという利点もあります。

違う意味でのスケルトン工法

日本の鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物の耐用年数は、内装と躯体が同じように劣化すると考えられています。これは木造建築の習慣を、そのままRC構造(Reinforced Concrete Construction:鉄筋コンクリート構造)に応用したものです。

しかし、欧米諸国では、内装と躯体は別のものという考え方あります。そうした考え方から発想されたのが、スケルトン・インフィル工法です。

特にRCラーメン構造の建物は、数百年の耐用年数があるとされています。あ、すいません!いきなりラーメンが出てきて混乱するかもしれませんので解説しておきます。

ラーメン(Rahmen)はドイツ語で”枠”を意味します。ラーメン構造とは柱と梁の接点が剛接合(しっかりと接合)された筋交いを不要とする構造を指します。

話を戻しまして、内装と躯体を別に考えることにより、躯体はそのままで、外装や内装を何度でもリフォームできると考えたのが、スケルトン・インフィル工法なのです。

スケルトンリフォームのメリットとは

スケルトンリフォームのメリットは、前述のとおり、耐震補強がしやすい、間取りをより自由にレイアウトできる、配線や配管などを隠すことができる、といった点にあります。また、何度もリフォームするよりも、一気にスケルトンリフォームをする方が総金額で考えた場合、費用を抑えることができます

たとえば、築20年の戸建ての場合、外壁や屋根などその度にリフォームすることをやめて、数年待ってスケルトンリフォームした方が費用も手間もかかりません。なぜなら、その都度リフォームするということは、二度手間・三度手間になってしまい、その分余計な費用が発生してしまうからです。

そこで、もうしばらく待ってスケルトンリフォームした方が費用も手間もかかりませんし、大幅なプラン変更をすることができます。特に高齢者の方と同居する場合は、バリアフリー化や廊下の拡幅工事などが容易に行うことができます。

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