2F(上階)にトイレを新たに増築(新設)することはできるの?

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トイレを上階に新設すること事態は、決して難しいことではありません。可能か不可能かという話でいえば、どこの場所にもトイレを新設することは可能です。

しかし、トイレを新設するにあたっては、その必要性や最適な場所についてよく考えて行う必要があります。

この記事ではそんなトイレの新設にあたって、考えるべきポイントをお教えしていきます。

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目次

2階にトイレは必要?

まず、2階や3階にトイレを設置出来るかどうかの前に、本当に2階や3階にトイレが必要なのか考えてみることにしましょう。

もし無駄なモノを作ってしまうと、お金も時間ももったいないからです。そのスペースを収納等に回すこともできるので、その場所に本当にトイレが必要なのかどうかということを今一度考えてみて下さい。

具体的には、まずは家族構成面から考えていきましょう、

近い将来二世帯住宅にすることを考えている方や、両親との同居を考えている方は、2階や3階にトイレを設置しておくほうが何かと便利だと思います。特に両親との同居を考えている方は、後々の介護も考えて、各階にトイレを設置しておく必要があります。

二世帯住宅の場合は、介護だけでなく、1階・2階それぞれにトイレや洗面台がある方がお互いを干渉せずに済むというメリットもあります。

2階にトイレを設置できる条件は?

2階にトイレを設置する場所の条件ですが、こうでなければいけない、という条件は特にありません。

しかし、一番良い、望ましい場所というのがあります。

それは、1階と同じ場所に設置するということです。1階のトイレの上に増設すれば、給排水工事の費用を抑えることができるからです。

1階の給排水管を利用することにより、新たに給排水を配管する必要がありません。また、配管も短くて済むので、工事費用を抑えることができるのです。

2階のどの場所にトイレを増設するかで、給排水工事や木工事の費用が大きく変わってくるというわけです。

通常、2階にトイレを増設する場合、押し入れやクローゼットを利用することが多くあります。この場合、給排水管を隠蔽配管とする場合と、外壁を通して外側に配管する場合の、2通りのケースがあります。

外壁を通じて外側に配管する場合は、外壁に貫通穴を開けて給排水工事を行いますが、外壁に穴を開けることになります。これが雨漏りの大きな原因となってしまいことがあるため、正直あまりおすすめできません。

最終的にトイレをどの場所に設置するかということについては、2階の間取りによって決まるため、よく工務店やリフォーム会社の担当者の方と相談することが重要です。

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トイレを造るのに必要なスペースとは?

押入れ

2階にトイレを増設しようとする際に確認しておかなければならないのが、トイレが設置できるスペースがあるかどうか、ということです。

通常、トイレのスペースには畳1畳分(半坪)のスペースが必要となります。

「これくらいのスペースならある」と言われる方は多いと思いますが、その大半が押し入れやクローゼットです。スペース的には問題はありませんが、動線を考えてみて下さい。

押し入れやクローゼットの場所はどこにありますか?これらは、部屋の中にあるのが通常です。つまり、トイレに行くのにその部屋に行かなくてはならないことになってしまうのです。

そのため、こうした押し入れやクローゼットといったスペースをトイレにするのは、あまり良い方法とはいえません。

そこで、一番よい場所として考えられるのは、廊下の空いているスペースです。廊下のスペースをトイレに出来るかどうかを、まず最初に検討していくと良いでしょう。

次に、配管のことも考える必要があります。ミニキッチンや手洗いなどの場合、配管は径が細いものでも十分ですが、トイレの場合は配管に太いもの(通常は外径90㎜)を使います。

無理やり径が細いパイプを曲げながら配管すれば、詰まりの原因ともなってしまうからです。

このようなことを基本に、2階にトイレが設置できるかどうかを検討することが重要となります。

しかし一方で、介護専用の部屋にするのならば、2階の一室を改造して、部屋の中にトイレを増設するほうが何かと都合が良い場合もあります。

特に、寝たきりの場合は、汚物の処理に階下やその部屋を出ていかなければトイレが無いというのも逆に不便となってしまいます。この場合は、部屋の中にトイレを造るといった考えの方が得策だと言えるでしょう。

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