最近まで放映されていた某局の劇的ビフォーアフター。毎週放映されていてとても人気があった番組でした。

番組の内容は、住まいを劇的にリフォームしていくといった内容で、アッと驚くような工法やアイデアなど見どころも沢山ありましたね。

ただ実際にこのようなリフォームを町の工務店でも請けてくれるのか疑問に思う方も少なからずいると思います。

そこで、この番組を基本にリフォームのあり方について考えていきましょう。

スポンサーリンク

労働者の条件など

この場組ではほとんど住まいを骨組みだけにするスケルトンが基本となっています。

これはこれで良いと思いますが、実際にこれだけのリフォームを行うためには相当の金額が必要となります。

正直に言います。番組の最後に予算と実際に使った金額がテロップで流れますが、あの金額ではリフォームは無理です。

また、解体などを施主の知人が手伝うということはありませんし、工事現場に素人の方を入れるなんてことは通常しません。

つまりリフォームをされる場合、施工業者に頼んでも手伝っても良いと言う業者は一社もないということです。

なぜなら、工事を行う場合労働保険が必要となるからです。各業者(設備・大工・電気・左官など)の労働者名簿が必要となり、所轄の労働基準局に届け出る必要があります。

どこの業者にも属さない方の名簿を提出することはできないのです。

ただし、引っ越しなどの手伝いは施主側の意向ですので、親戚や知人などに個人的に頼むことはできます。

もし手伝っていただける方がいるのでしたら声をかけて手伝ってもらいましょう。その分引っ越し費用を抑えることができます。

スポンサーリンク

解体後のリサイクルは

番組内でよく、解体後の古材を使ってカウンターやテーブルなどを作っていました。これは本当にできるのか疑問に思っている方が多いと思いますが、実際に作ることは可能です。

ただ古材ではなく、新品で材料を揃える方が安くつく場合が多くあります。

古材で家具などを作る場合、製材・調厚(バラバラの厚みの木材を一定の厚みに調整すること)などかなりの手間がかかりますので金額も高くついてしまうのです。

古材を使うから安いだろうという考え方は持たない方がいいでしょう。

そもそも実際に使える古材は少なく、あれだけの量を調達することは不可能に近いものがあります。

また、廃材などを分けてもらうシーンもありますが、実際、工務店や設計事務所などが知人などの業者に声を掛けて廃材を調達するといったこともありません。

予算が厳しい場合は、工務店や設計事務所は仕事を断るのが一般的です。

工法などについて

番組を見ると、確かにすごい工法を使っていますが、少し複雑な工法の場合、施主の許可を得てから行うのが一般的です。

理由は、実際に複雑な工法を採用する場合、費用が必要となりますので必ず施主の許可を取ってからでないと行わないということです。

まとめ

リフォームで大切なことは、施主側と施工側(工務店・建築家など)との綿密な打ち合わせが大切な要素となってきます。

また、リフォームの金額は状況によってかなり変動することがありますので、テレビの番組のようにはいきません。

よく私のところにも、この番組で見たような家具を作ってほしいと依頼があるのですが、金額を提示するとその金額に驚かれる方が沢山います。

現実にリフォームを行う場合は、相手に任せるというのではなく、自分も住まいづくりに参加するという気持ちを持って下さい。

スポンサーリンク

こちらの記事もよく読まれています