屋根リフォームは素人がDIYできる？

屋根リフォームは素人でもできるか気になる方もいるかもしれませんね。

今回は屋根リフォームはどこまでDIYで行うことができるのか、また実際行うにあたっての注意点についてお話していきたいと思います。

DIYとは

最近、テレビ番組でも見かけることの多いDIYですが、そもそもDIYとはどういうものかについてお話していきます。

DIYとは、”Do It Yourself”の略。つまり身の回りのモノを自分自身で修理・修繕を行う行為のことをいいます。

たとえば、壁の塗装やクロスの張り替え、壊れた家具の修理といったところです。要は日曜大工を今風に言い換えただけです。

昔は、日曜大工などは男がするものと相場が決まっていましたが、最近では女性の方も盛んに行っています。

屋根リフォームをDIYで行うメリットとしては、費用面だけです。DIYの基本は自分でするモノですので、人件費（手間代）が発生しないということです。つまり材料費だけでリフォームが出来るということです。

ではデメリットは何かですが、屋根リフォームをする場合、必ず必要になってくるのが足場材です。足場材は今ではホームセンターやインターネット通販でいくらでも買える時代ですが、足場を組むという作業はまず素人ではできません。

また工事日数ですが、業者に任せた場合でも最低10日は必要になってきます。これを素人がDIYで行うとなれば、かなりの日数がかかることがおわかり頂けると思います。

また体力的にも消耗する作業ですので、かなりの体力が必要となります。さらには高所の作業になりますので、危険が伴います。DIYで行うには相当の覚悟が必要とされます。

このようにメリットとデメリットを比べてみてもデメリットの方が多い屋根リフォームですが、屋根リフォームを素人の方がDIYでするとなると出来る範囲が限られてきます。

それでは実際の所DIYで出来る作業にはどのようなものがあるかみていきましょう。

例えばDIYで出来る作業に塗装があります。塗装をする場合は先に屋根を洗浄する必要があります。屋根についた苔や汚れをきれいに取り除き、必要に応じて古い塗装を剥がしてから塗装を行います。

塗装はまず下地塗装を施してから、中塗り・上塗り・仕上げ塗装の順で塗装を作業を行って下さい。

次にコーキング補修です。目地部分（継ぎ目）のコーキングが切れていれば雨漏りの原因になりますので、コーキング処理をします。材料や器具はホームセンターなどで購入することができます。

また日本瓦の場合でしたら、漆喰の補修があります。漆喰は、軒下や瓦の継ぎ目にある白い部分のこと。この部分が剥げている、あるいは汚れていると屋根全体が汚く見えてしまいますので、新しく漆喰を塗ってあげるのです。

この際も塗装同様、古い漆喰を取り除いて塗ってあげることでキレイに漆喰がのってくれます。

少し高度な作業としては、破損した個所の補修です。瓦が割れている、あるいはスレート・ガルバリウム鋼板が外れているとった場合に破損した個所のみ補修するのです。

傷んでいない個所を触ってしまうと傷口を広げる結果になりかねませんのでむやみに触らないようにしましょう。

塗装作業はともかくとしても、瓦などの補修・修理した場合は必ず専門の業者に見てもらうようにして下さい。自己満足で終わるととんでもないことになる可能性もありますので注意が必要です。

またDIYで作業中に少しでも不安を感じた場合は、作業を中断して必ず専門の業者に相談するようにしましょう。自己判断は禁物です。

最後に、一番気を付ける必要があるのが安全性の確保。屋根の修繕・補修は高所の作業になりますので、くれぐれも転落防止対策は忘れずに。

具体的には命綱を付ける、ヘルメットをかぶる、万が一転落してもよいようにクッション材（布団やマットレスなど）を敷いておくといったことを必ず行うようにして下さい。

私個人の意見としては屋根のリフォームは技術面、安全面を考慮して専門の業者に任せることを推奨します。これからも住み続けるためにリフォームするわけですから、怪我ならまだしも命を落としては本末転倒ですから。

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