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リフォームローンの変動型金利と固定型金利の違いとは?
リフォームローンを借り入れる際の金利の設定には、変動金利と固定金利の2つの種類があります。その2つの内から、どちらか1つを選ぶことになるわけです。
とはいえ、どちらがお得なのかよくわからないという方も多いと思います。そこで、ここでは変動型金利と固定型金利の仕組みについて詳しく解説していきます。
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固定型金利の定義
固定金利とは、その名の通り固定されている一定の金利のこと。つまり、ローン契約時に金融機関側から提示された金利がその期間中続くというものです。
たとえば、景気の動向により公定歩合が引き上げられ、公的金利が上がったとしても、期間中であればその影響を受けることなく、契約時の金利が続くというわけですね。
一般に金融商品には、運用商品とローン商品があります。
運用商品には定期預金・定額預金・固定利付債(国債・地方債・社債など)が、ローン商品は皆さんもご存知の通り、住宅ローン・リフォームローン・教育ローン・カードローンなどがあります。
運用商品の場合は、高金利時に取引をすれば高配当を受け取ることができますし、金利が低い時期にローン商品を契約すれば、元本を多く返済できるのです。また、低い金利が長期に渡り適用されますので、たとえ金利が上がっても左右されることなく低い金利で返済することができます。
固定金利の方が得になる場合は、年々金利が上昇している場合が考えられます。その場合、金利が固定されている方が、結果的に安く金利を抑えることが出来るのです。
変動型金利の定義
変動型金利とは、その名の通り金利が変動するもので、短期プライムレートにより半年毎に見直される、というものです。
しかし、仮に金利が変更されても返済額の変更は5年ごととなっており、また返済額が増える場合でも、それまでの返済額の1.25倍が上限と定められています。
変動金利のデメリットとしては金利が上昇することで返済額に占める利息の割合が多くなってしまいますので、元金がなかなか減らないということが挙げられます。
また、急激に金利が上昇した場合、今までの返済額では利息を支払うことができず、未払い金利が発生する危険性もあります。
変動型金利を選択した場合、現在のような低金利状態がこれからもずっと長く続くようであれば、相応のメリットを享受することが期待出来ます。逆に、金利が上昇する状況では損になると考えることが出来ます。
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固定型金利か変動型金利か そこが問題
住宅ローンはもちろんですが、リフォームローンの場合でも、ローン契約を締結するときに悩むのが「固定型金利にするのか変動型金利にするのか」ということですよね。
固定金利と変動金利を選ぶ基準として多くの方は、「長い目で見てどちらが得か」ということで選ぶと思います。しかし、この損得勘定はどう計算してもその時点では正解はわかりません。
現在は低金利時代と言われていますが、この低金利でさえいつまで続くのか誰も予想することができないのです。つまり、現在の金利の水準で計算しても無駄だということです。
ではどのようにすれば良いのかということですが、例えば金利低い場合は、フラット35のように全期間通じて金利が固定されているものにするのがよいとされています。
もちろん、それが正解かというとそうでもなく、現在の金利より大幅な金利の引き下げ政策が行われた場合、安いと思っていた金利が高く感じることになります。
そのため固定金利の場合は、とりあえず様子を見るという形で5年あるいは10年といったスパンで考えるのもよいと思いますし、変動型金利でこれからの動向を見極めるという方法もあります。
変動型金利のリスク
変動型金利は、現在のように低金利であれば何の問題もないのですが、金利が上昇した場合、返済額が当初の予定より膨らんでしまうというリスクを常に抱えています。
そのため、返済額が増額したとしても返済できるだけの見込みがあることが絶対条件です。
つまり…
・返済額に余裕がある
・金利が上昇した場合に備えて繰り上げ返済できるだけの預貯金がある
・返済額が少ないあるいは借入額が少ない
という方は変動型金利を選んでも大丈夫だと言えるでしょう。
いずれにせよ変動型金利と固定型金利のどちらがいいのかについては、後で振り返ってみてわかるもの。契約時点ではわかりません。どちらもメリット・デメリットがありますので、今回お話したことを参考にしてみて下さい。
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