【外壁塗料の選び方】種類と特徴、耐用年数、おすすめの塗料も解説

この記事にはプロモーションが含まれています

一口に外壁塗料といっても、その種類は様々。各塗料の特徴を把握し、自分の住居に合った塗料を選ぶことが大切です。

そこでこの記事では、外壁塗料の種類とその特徴・メリット・デメリット・耐用年数(どれくらいもつか)について、くわしく解説していきたいと思います。

外壁塗料選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

\外壁塗装リフォーム費用が比較で安くなる/

目次

外壁塗料の主に7つの種類がある

外壁塗装に使われる塗料には、主に以下の7種類があります。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • 遮熱塗料
  • 光触媒塗料
  • ラジカル塗料

これだけの種類があれば、どれがよいのか迷ってしまうのは当たり前の話です。

塗料によって耐久性(耐用年数)や費用が異なるため、各塗料の特徴について詳しくみていきましょう。

外壁塗料の特徴・メリット・デメリット・耐用年数は?

① アクリル塗料

アクリル塗料のメリットは塗料の中で一番価格が安いこと。

ただ一昔前まではよく使われていましたが、現在塗装店で提案されることは少ないかもしれません。

その理由としては、価格が安いメリットがある一方、汚れやすく耐久性に劣るというデメリットがあるからです。

アクリル塗料の耐用年数は5~7年程度になります。

アクリル塗料は「予算的に高価な塗料を使用するのが厳しい」という方に適していますが、塗り替え周期が短いため、結果的には他の塗料よりも高くつくこともあります。

② ウレタン塗料

ウレタン塗料のメリットは、密着性と柔軟性に優れていること。性能的にもバランスが良い塗料です。

近年シリコン塗料やラジカル塗料といった耐久性に優れた製品の価格が安くなってきたこともあり、ウレタン塗料の使用量は減少傾向にあります。

ただ現在も、雨樋、破風板などの付帯部塗装といった場所には使用されることはあります。ウレタン塗料の耐用年数は7~10年程度です。

③ シリコン塗料

シリコン塗料は現在、住宅の外壁塗装・屋根塗装に最も使われている塗料です。

シリコンを含有したことで、汚れにくさと耐久性を兼ね備えており、価格と品質のバランスに優れている点が特徴として挙げられます。

耐用年数も10~15年と長く、コストパフォーマンスNo1の塗料ですね。目立ったデメリットはありません。

④ フッ素塗料

シリコン塗料よりも耐久性に優れるのがフッ素塗料。耐用年数は15~20年と塗料の中で最も長いです。

低摩擦性(汚れが落ちやすい)、防汚性(カビや汚れに強い)にも優れ長期使用に耐えうる塗料ですので、どうしても価格は高くなります。

価格が高いことはデメリットになりますが、長い目で見ればお得な塗料と考えることもできます。

フッ素塗料は、東京スカイツリーにも使用されていることからもわかるように、大きな家に適しています。

塗装面積が広い住まいではその分足場費用もかかりますので、頻繁に塗り替えを行うことができません。

耐久性が高いフッ素塗料を使うことで、長いスパンでの塗り替えとなりますので、結果的には安くつくというわけですね。

予算に余裕がある方は検討してみてもいいでしょう。

⑤ 遮熱塗料

遮熱塗料は省エネを考慮した塗料で、太陽光を反射させることで熱の侵入を防ぎ、外壁・屋根の表面温度を下げる効果があります。その結果、室内温度も下がります。

特に夏場ではエアコンの使用頻度が下がりますので、光熱費を抑えることができます。

自治体により補助が受けられる場合もあるため、遮熱塗料は環境と財布、どちらにもやさしい塗料と言えるでしょう。耐用年数は15~20年と長くフッ素塗料に匹敵します。

費用については、シリコン塗料よりも高く、フッ素塗料よりは安いです。

⑥ 光触媒塗料

より環境問題に真剣に取り組みたいという方には、光触媒塗料がおすすめ。光触媒塗料の耐用年数は15~20年です。

光触媒塗料は「次世代塗料」とも言われており、紫外線で汚れを浮かせて雨で洗い流すという効果があります。また空気浄化作用があり、遮熱効果も優れています。

デメリットとしては価格が非常に高いこと。工事費用はフッ素塗料よりも高くシリコン塗料の約2倍かかります。

他にも、軒が長い家など太陽光や雨水があまり当たらない場所があると、十分な効果が発揮できない場合がありますので注意が必要です。

⑦ ラジカル塗料

そもそもラジカルとは、塗料に含まれる酸化チタンが紫外線や水、酸素などに接触することにより生じ、劣化の原因となる物質です。

この点に着目し、高耐候酸化チタンと光安定剤を配合することで、ラジカルの発生を抑えることに成功したのがラジカル塗料になります。

ベースはあくまでアクリル塗料やシリコン塗料であるため、丈夫で長持ちするにもかかわらず価格が安い。非常にコストパフォーマンスが高い製品になっています。

比較的新しい製品ですが、近い将来シリコン塗料の使用量を抜く可能性もあります。デメリットについては今の所ありません。耐用年数は14~16年です。

外壁塗料の選び方

悩む女性

各塗料の種類と特徴について説明しましたが、これだけ種類があれば

いろんな塗料があって迷う。どれを選べばいいの?

という方もいるかもしれませんね。

そんなあなたのために、失敗しない塗料の選び方について解説しますので、参考にしてみてください。

もし塗料の選択で迷った時には、コストパフォーマンスに優れ、目立ったデメリットも少ないシリコン塗料をオススメします。

実際シリコン塗料は日本で一番使用されており、どの塗装店でも取り扱いがあります。

予算的にもう少し出せるならラジカル塗料。家が大きく、とにかく塗り替え頻度が少ない方がいい、お金もある、という方にはフッ素塗料を検討してもいいでしょう。

アクリル塗料やウレタン塗料は耐用年数が短いこともあり、基本的にオススメしません。単価は安いですが、塗替え周期が短いので結果的に高くなってしまいます。

なので、「予算が限られているけど早急に塗装しなければならない時」以外はこの2つは避けた方がいいですね。

また、遮熱塗料や光触媒塗料もメリットは大きいですが、デメリットもあり、費用についてもフッ素塗料と同等かそれ以上かかる場合もあります。

何を優先するかを決め、塗装工務店とよく相談した上で、自分の家にあった最適な塗料を決めて頂ければと思います。

シリコン塗料をもう少し詳しく解説

コストパフォーマンスNo1のシリコン塗料ですが、更に以下の3つに分類することができます。

  • 水性1液型
  • 溶剤(油性)1液型
  • 溶剤(油性)2液型

水水性1液型の耐久性・密着性は他の2種類に比べると劣りますが、扱いやすく環境への影響が少ないという特徴があります。価格も安いです。

溶剤(油性)1液型は水性塗料よりも耐久性が優れており、塗装工務店でもよく使われているスタンダードな塗料。

溶剤(油性)2液型は本液と硬化剤を混ぜて使う塗料であり、耐久性・密着性が上記の塗料に比べて格段に優れています。価格は3つの中で一番高いです。

外壁全てに溶剤(油性)2液型を使えば素晴らしい仕上がりになりますが、コストパフォーマンスに優れたシリコン塗料とはいえかなりの金額になってしまいます。

部位により1型と2型を使い分けることで、コストを抑えるといったことも実際に行われています。

外壁塗料のまとめ

塗料の選択で迷った時は、シリコン塗料を選んでおけば間違いはありません。

予算的に可能であれば、より耐用年数が長いラジカル塗料を検討してもいいでしょう。プロである塗装業者とよく相談の上、決めるようにして下さい。

外壁は一度塗って終わりではありません。

塗料の耐用年数に応じた周期で塗り替えを行う必要があるため、その都度費用が発生することになります。

こうした塗替えにかかる費用も念頭に置きながら、適切な塗料を選んでください。

外壁塗装リフォームで失敗したくない人へ

未だに増え続けるリフォームのトラブル。

中でも外壁・屋根のリフォームが全体の40%以上を占めているのをご存知でしょうか?

リフォームの中でも、外壁と屋根の塗装工事には高い知識と技術、実績が求められます。

ただ地元の塗装業者に依頼するとしても、どの会社が悪徳業者かわかりませんし、1軒1軒電話やメールで相談したり、金額を比較するのはとても大変ですよね。

そこで、その大変な作業を代わりに行ってくれるのが、外壁塗装・屋根塗装の一括見積もりサイト

リフォーム業界に身を置く管理人が、失敗しない外壁塗装業者の選び方を徹底解説しました。

以下の記事でくわしく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>【完全保存版】失敗しない外壁塗装業者の正しい選び方と一括見積もりサイトを徹底比較

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次