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外壁塗装の色が見本と違うのは失敗か見え方の差か?色番号で見分ける4つの確認

2026 10/18
外壁塗装リフォーム
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「グレー寄りの色を選んだのに、ベージュ寄りに見える」と、足場が外れた家を見上げるたびにモヤモヤしますよね。

この記事では、外壁塗装の色が見本と違うと感じたときの見分け方と、いまの段階でやることを解説します。

見本と違って見えるだけでは、失敗とは限りません。

結論:外壁塗装の色が見本と違うのは失敗?
  • 広い壁や日差し・ツヤの違いで、見本と違って見えるのは起こりうること
  • 失敗かどうかは契約書の色番号と缶のラベルで確かめられる
  • 工事後は写真と書面で業者へ。直らないときは他社に塗り直しの見積もり
  • 工事中は上塗りの前に現場で相談
  • これから決める人は色番号とツヤを契約書に書いてもらう
外壁塗装の色が見本と違うのは失敗?の図。見本と違って見えるだけでは失敗とは限らない。見え方の差は色番号が契約書と同じで壁の塗り面がムラなく均一、業者の失敗の可能性は色番号が契約書と違うか壁の塗り面にムラ・塗り残しがある。失敗かどうかは契約書の色番号と缶のラベルで確かめられる
見え方の差と業者の失敗の分かれ目(本文の内容をもとに住まいの法則が作成)

番号が契約どおりなら見え方の差として納得でき、違っていれば「契約の番号とこう違う」と業者に事実で伝えられます。

見え方の差でも契約違いでも、モヤモヤしたまま家を見上げる日は終わりです。

元の業者が直してくれないときも、塗り直しにいくらかかるかが分かれば、次の手は自分で選べるでしょう。

外壁の色が見本と違う いまやることチェック

プロフィール(著者情報)
住まいの法則 管理人 たくみ

管理人:たくみ

一軒家を新築したことをきっかけに、外壁塗装やリフォームの情報を発信しています。義父が外壁塗装をした際には、複数社の見積もりを私も実際に確認しました。記事は、クラウドワークスを通じてリフォーム業界で働く方にも執筆を依頼しています。

当サイトの情報は、国土交通省、国民生活センター、消費者庁、住まいるダイヤル、住宅リフォーム推進協議会、住宅瑕疵担保責任保険協会などの公的な情報をもとにまとめています。

▶ コンテンツ制作ポリシー

目次

外壁塗装の色が見本と違うだけでは失敗とは限らない

分かれ目は、塗られた色が契約の色番号と同じか、塗りムラがないかの2点です。

工事後・工事中・これからで、やることが変わる図。工事後は写真と書面をそろえて書面で業者に伝え、直らないときは他社に塗り直しを見積もってもらう。工事中は上塗りの前に現場で伝える。これからは色番号とツヤを契約書に書いてもらう。見え方の差か契約違いかを見分けて、次の手を自分で選べる
いまの段階ごとの最初の一歩(本文の内容をもとに住まいの法則が作成)
  • 見本と違って見えるのは外壁ではめずらしくない
  • 失敗と言えるのは契約と違う色やムラがあるとき
  • 工事後・工事中・これからで、やることが変わる

見本と違って見えるのは外壁ではめずらしくない

同じ色でも、家一面の壁と手のひらほどの見本で見え方がずれるのは自然なことです。

業界団体の日本塗料工業会(日塗工)も、色の印象は塗る面積に左右されると説明しています。

ネットの相談でも「グレーを選んだのに水色っぽい」という声はめずらしくなく、あなたの確認不足とは限りません。

見え方の差は、誰が選んでも起こります。業者の失敗との境目は、色番号とムラの2つです。

失敗と言えるのは契約と違う色やムラがあるとき

業者の失敗と言えるのは、契約した色番号と違う塗料が塗られているときや、塗りムラ・塗り残しがあるときです。

反対に、番号が契約どおりでムラもなければ、見本と違って見えても見え方の差にあたります。

確かめること見え方の差業者の失敗の可能性
色番号契約書と同じ契約書と違う
同じ条件で見本と並べる近い色に見えるはっきり違う
壁の塗り面ムラなく均一ムラ・塗り残しがある

住まいの相談窓口・住まいるダイヤルの相談事例でも、出発点は見た目だけの問題か、施工不良による明らかな違いかの確認です。

自分の家がどちらに近いかは、このあと紹介する4つの確認で絞り込めます。

工事後・工事中・これからで、やることが変わる

同じ「見本と違う」でも、足場が外れたあとか、まだ工事中か、これから色を決めるのかで、次にやることは変わります。

いまの段階まずやることくわしい説明
工事後日付入りの写真と書面をそろえて、書面で業者に伝える。直らないときは他社に塗り直しを見積もってもらう塗り終わったあとで気づいたら
工事中上塗りの前に現場で伝える工事中に感じたら
これから色番号とツヤを契約書に書いてもらうこれから決める人へ

とくに工事中の人は、足場があるうちに伝えるほうが、選べることは多くなりやすいです。

工事後で元の業者が取り合ってくれない人は、ヌリカエで会社を紹介してもらい、塗り直しの見積もりを頼むと、紹介された会社の見積もりで直す範囲と費用が見えてくるでしょう。

どの段階でも、番号と写真がそろえば、見え方の差か契約と違う色か、自分で決められる状態に近づけます。

外壁塗装の色が見本と違って見える5つの理由

見本と違って見える原因は、面積・光・ツヤ・凹凸・見本そのものの限界の5つに分けられます。

  • 理由1 広い壁では小さな見本と見え方が変わる
  • 理由2 太陽の光や時間帯・方角で色が変わって見える
  • 理由3 塗りたてと乾いたあと・ツヤで印象が変わる
  • 理由4 外壁の凹凸や素材で影ができる
  • 理由5 画面や写真・古い見本帳では色を確かめきれない

ここで紹介する見え方の傾向はあくまで一般的な目安で、塗料や外壁の状態、天気によって変わります。

理由1 広い壁では小さな見本と見え方が変わる

同じ色でも、塗る面積が広くなると見え方が変わります。

色の世界でいう面積効果が、この見え方の変化のこと。

日塗工の色見本帳「塗料用標準色」(塗料の色見本の冊子)のQ&Aにある説明は、次のとおりです。

色の印象は、色が塗られている面積にもよって左右されてしまいます。

出典:一般社団法人日本塗料工業会「塗料用標準色とペイントカラー検索システムのQ&A集」

広い面では見本と色の印象が変わりやすいとされ、どう変わるかは色や光の条件でも違います。

「明るい色はもっと明るく見える」と決めつけず、同じ大きさで比べて確かめましょう。

日塗工も、同じ面積で色を比べられるよう、見本帳のポケット版に比色マスク(比べたい色をぴったり並べて見る道具)を付けています。

理由2 太陽の光や時間帯・方角で色が変わって見える

打ち合わせの部屋の照明で見た見本と、屋外の日差しで見る壁とでは、同じ色でも違って見えることがあります。

照明と太陽では光に含まれる色の割合が違い、それが壁の色の見え方まで変えるからです。

日塗工の色違い防止のためのご注意とお願いでも、太陽光と蛍光灯で見え方が変わる例が挙げられています。

見る条件見え方が変わる理由
室内の照明と屋外の日光光の種類が違うと、同じ色でも違って見えることがある
正面と斜め見る角度で光の当たり方が変わり、色合いが違って見えることがある
朝夕・日陰の面光の色や当たり方が変わり、印象も変わるといわれる

光の種類で色がずれて見える現象には、メタメリズム(条件等色)という名前があります。見本と実際の塗料は材料が違うことがあり、ある光では同じに見えても、別の光では違って見えることがある、という現象です。

見本を見た場所と、いま壁を見ている場所の光の条件が同じかを、まず思い出してみましょう。

理由3 塗りたてと乾いたあと・ツヤで印象が変わる

塗りたての濡れた状態は色が濃く見え、乾くと落ち着くと言われます。

乾き方は塗料によって違うので、色を判断するのは乾いてからにし、気になる点は業者に聞いてみましょう。

もう1つ見落としやすいのが、ツヤ(塗った面の光り方)の違いです。

違い色見本帳の色票実際の外壁
ツヤ全つや(10分つや)契約した仕上げ(7分・5分・3分つや、つや消しなど)
乾き具合乾いた状態塗りたては乾く途中

日塗工の色見本帳は、ポケット版もワイド版も全つやの見本です。

ツヤは全つやを10分として7分・5分(半つや)・3分つやと段階で表し、数字が小さいほど光り方が抑えられます。

ツヤを抑えた仕上げにした家は、ツヤのある見本と比べると、落ち着いた色に見えても不思議ではありません。

半つやや、つや消しの見本がほしいときは、塗装業者や塗料販売店に相談すると用意してもらえることがあります。

理由4 外壁の凹凸や素材で影ができる

見本帳の色票は平らですが、外壁には凹凸のある面も少なくありません。

サイディング(板状の外壁材)の柄や、モルタル(セメントと砂を練った塗り壁)の模様がその例です。

凹凸があると、出っ張りに光が当たり、へこみに影ができるので、平らな見本と同じ色には見えにくいといわれます。

凹凸の影は、塗り方のミスとは別の話。色番号が契約どおりなら、壁の形による見え方の差です。

見本を壁に当てるときは、正面だけでなく、少し離れて斜めからも見比べてみましょう。

理由5 画面や写真・古い見本帳では色を確かめきれない

スマホの写真や画面で見本と壁を比べたくなるところですが、日塗工の説明は次のとおりです。

電子機器・アプリ・画面の仕様や設定により色の表示がかわってしまいます。

また、画面上での色は塗料の色とは発色が異なるため、正確な色の再現はできておりません。

出典:一般社団法人日本塗料工業会「塗料用標準色とペイントカラー検索システムのQ&A集」

写真も、撮影の条件や機器、画像の処理によって実物の色とは変わってしまうと日塗工は書いています。

カラーシミュレーションも、外壁塗装のカラーシミュレーションで注意するポイントのとおり、大まかなイメージをつかむ道具です。

見本帳そのものにも、有効期限があります。日塗工の色見本帳は発行から3年が期限で、見本は塗料を塗って作るため、時間がたつと変色・退色するからです。

失敗かどうか4つで見分ける:外壁塗装の色が見本と違うとき

4つの確認を順番に進めれば、見え方の差か契約と違う色かを、業者の言葉に頼らず自分で見分けられます。

失敗かどうか4つで見分ける図。確認1 契約書と見積書に書かれた色番号を見る、確認2 塗料の缶のラベルの番号と照らし合わせる、確認3 晴れた日の日中に乾いた壁と見本を並べる、確認4 塗りムラや塗り残しがないか壁を見て回る。番号が合いムラもなければ見え方の差として納得、番号が契約と違うかムラ・塗り残しがあれば書面で業者に伝える。契約と違う色は知ってから1年以内に伝える
4つの確認の順番と分かれ道(日本塗料工業会・住まいるダイヤルの情報と本文の内容をもとに住まいの法則が作成)
  • 確認1 契約書と見積書に書かれた色番号を見る
  • 確認2 塗料の缶のラベルの番号と照らし合わせる
  • 確認3 晴れた日の日中に乾いた壁と見本を並べる
  • 確認4 塗りムラや塗り残しがないか壁を見て回る

確認1 契約書と見積書に書かれた色番号を見る

まず、契約書と見積書の塗料の欄に、日塗工の色票番号(見本帳の色ごとに付いた番号)が書かれているかを見ます。

番号の頭に、見本帳が何年版かを示すアルファベット(2024年版の見本帳はP)が付いているかも確かめましょう。

発行年度を表す「P」を付け、P版と他の版を区別してください。

出典:一般社団法人日本塗料工業会「色違い防止のためのご注意とお願い」

2024年版の見本帳はP版で、同じ番号でも2005年C版以前の見本とは、ほんの少し色合いが違う場合があります。

色の名前だけで番号が書かれていないときは、何番で塗料を注文したかを業者に聞き、メールで返事をもらっておきましょう。

確認2 塗料の缶のラベルの番号と照らし合わせる

次に、実際に使った塗料の色番号を、缶のラベルや塗料を注文したときの伝票で見せてもらいます。

照らし合わせる物見るところ
契約書・見積書色番号(頭のアルファベットまで)
缶のラベル・注文の伝票色番号
スマホの写真ラベルを撮った日付

契約書の番号と缶の番号が同じなら、契約どおりの色の塗料が使われたと考えられます。

番号が違っていたら、それは見え方の話ではなく、契約と違う色の可能性が高いサインです。

番号の書き方が違うだけのこともあります。缶には塗料メーカー独自の番号が書かれていることもあるので、どの色見本の番号にあたるかを業者に聞いてから判断しましょう。

缶は工事が終わると片づけられてしまうので、工事中の人は早めにラベルの写真を撮っておくと後で困りません。

確認3 晴れた日の日中に乾いた壁と見本を並べる

日塗工も、色は写真や画面ではなく、実物の色見本帳を手元に置いて比べるよう案内しています。

部屋の中で見本を眺めるのではなく、外の壁に見本を当てて比べましょう。

見本と壁を並べるときの手順
  • 塗ってから時間がたち、よく乾いた壁を選ぶ
  • 晴れた日の日中に、屋外で見る
  • 見本を壁に当て、同じ大きさの範囲で比べる
  • 正面だけでなく斜めからも見る
  • 並べた様子を日付入りの写真で残す

できれば業者の担当者にも立ち会ってもらい、同じ条件で一緒に見ると、話がかみ合いやすくなります。

確認4 塗りムラや塗り残しがないか壁を見て回る

最後に、家のまわりを一周して、色の濃さがまだらになっていないか、塗られていない所がないかを見て回ります。

窓まわりや軒下、雨どいの裏など、見上げないと見えない所もスマホで撮っておきましょう。

塗料が薄く、下の色がうっすら見える透けがないかも見ておきたいところです。

4つの確認の結果考えられること次にやること
番号が合い、ムラもない見え方の差見え方の差として納得
番号が契約と違う契約と違う色の可能性が高い書面で業者に伝える
ムラ・塗り残しがある施工の不具合の可能性書面で業者に伝える

色番号が契約どおりでムラもなければ、見本と違って見えるのは見え方の差です。

番号が合っていても強い違和感が残る人は、業者に同じ条件でもう一度一緒に見てもらうよう頼んでみましょう。

番号が違う・ムラがあると分かった人の動き方は、塗り終わったあとで気づいたらのとおりです。

番号と写真がそろえば、気持ちの問題ではなく、業者と事実で話せます。

塗り終わったあとで外壁塗装の色が見本と違うと気づいたら

工事後は、記録をそろえてから書面で業者に伝え、直らないときは他社の見積もりで塗り直しの費用を確かめ、話が進まないときに公的な窓口へ、という順番で動きます。

  • まず日付入りの写真と契約書面をそろえる
  • 業者には色番号と写真を添えて書面で伝える
  • 塗り直しの費用は契約と違うかどうかで分かれる
  • 直らないときは他社に塗り直しを見積もってもらう
  • 話が進まないときは公的な相談窓口を使う
  • 契約と違う色は知ってから1年以内に伝える

まず日付入りの写真と契約書面をそろえる

業者に連絡する前に、手元に記録をそろえるところから始めます。

  • 契約書・見積書(色番号の欄)
  • 色を決めたときの見本や打ち合わせのメモ
  • 缶のラベルや注文の伝票の写真
  • 晴れた日中に見本と壁を並べた日付入りの写真
  • 気になる面の全体と、近くで撮った写真

これがそろうと、「なんとなく違う」ではなく「契約の番号とこう違う」と話せます。

番号が合えば見え方の差として納得でき、違えば塗り直しの相談を書面で進められるので、次の一歩に迷いません。

業者には色番号と写真を添えて書面で伝える

電話や立ち話で「違う気がする」と伝えるより、番号と写真をメールで送るほうが、話がぶれません。

住まいるダイヤルの相談事例でも、交渉の記録を残すために、メールやファクス、手紙で連絡することを勧めています。

業者に送る文面の例

先日の外壁塗装の色について確認させてください。契約書の色番号と、現場で見せていただいた缶のラベルの番号が違うように見えます。見本と壁を並べた写真を添付しますので、使った塗料の色番号を教えていただけますか。

角を立てずに伝える言い方は、外壁塗装でうるさい客と思われず正当なクレームを通す方法も参考にどうぞ。

なお、同じ事例では、代金を払わずに放置すると支払督促などの手続きを取られる可能性も指摘されていました。

塗り直しの費用は契約と違うかどうかで分かれる

外壁塗装は通常請負契約(工事を完成させる約束の契約)で、業者が負うのは約束どおりの仕事を完成させる義務です。

そのため、契約と違う色が塗られたなら、直してもらう筋が通ります。

番号どおりで好みと違っただけなら、塗り直すとしても費用を相談する話です。

すなわち、色ムラが単なる見栄えの問題なのか、それとも色ムラの発生原因が塗装の施工不良によるもので、明らかに外観の違いを感じさせるものなのかを確認する必要があります。

出典:住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)相談事例

ケース費用の考え方の目安
契約と違う色番号が塗られた契約どおりの仕事を求められる
塗りムラ・塗り残しがある施工の不具合として補修を求める
番号どおりで好みと違った塗り直すなら費用の相談になる

同じ相談事例では、減額の請求は塗装方法に問題があることが明確な場合にはできても、そうでなければ難しいとされています。

高い所の塗り直しは足場の組み直しが要り、費用も日程もかさむ点も見逃せません。

どこまで直すかは、契約内容を確かめたうえで業者と話し合いましょう。

直らないときは他社に塗り直しを見積もってもらう

元の業者が取り合わないときや、直すと言われても同じ業者に任せたくないときは、別の会社に塗り直しの見積もりを頼む道があります。

番号どおりでも好みと違い、自分の費用で塗り直したい人も同じです。

ほかの会社に現地を見てもらうと、次のことが分かります。

  • 塗り直す範囲(全面か、気になる面だけか)
  • 足場を組み直す必要があるか
  • 塗り直しにかかる費用
  • 使う塗料と色番号

塗り直しにいくらかかるかが分かると、元の業者との話し合いでも、住まいるダイヤルに相談するときも、話の材料になります。

  • 契約と違うと気づいたら、見積もりを待たずに書面で元の業者へ伝える(期限は契約と違う色は知ってから1年以内に伝える)
  • 元の業者との話し合いは、見積もりを取るあいだも続けてかまいません
  • 代金の扱いは放置しない(住まいるダイヤルの相談事例では、払わないままだと支払督促などの手続きを取られる可能性も指摘されています。払うか、補修が済んでからにするかで迷うときは住まいるダイヤルに相談)
  • 他社が手を入れた場所の保証の扱いは、元の業者の契約書で確かめておく

何社かに見てもらうなら、業者紹介サービスを使うと、1社ずつ探して頼む手間を減らせます。

ヌリカエは、専門アドバイザーが電話で家の状況を聞いたうえで、条件に合う会社を4社まで紹介する仕組みです。最初の電話では家の状態や予算、工事の時期を聞かれ、紹介された会社を断りにくいときはお断り代行も使えます。

塗り直しにかかる費用が分かっていれば、元の業者に直してもらうか、別の会社に頼むか、このまま暮らすかを、自分で選べるはずです。

元の業者が契約どおり直すと約束してくれた人は、他社に頼む必要はありません。

元の業者が直してくれず、塗り直しの費用を知りたい人には、ヌリカエが向いています。

\ 断るときはお断り代行も使える /

複数社の見積もりを無料で取り寄せる

申し込んだあとの流れは、ヌリカエの仕組みにまとめました。

話が進まないときは公的な相談窓口を使う

業者が取り合わないときや、話し合いが平行線のときは、公的な相談窓口に相談できます。

窓口相談できること連絡先
住まいるダイヤル住まいのリフォームの相談(建築士が電話で対応)03-3556-5147(10:00~17:00、土・日・祝休日・年末年始を除く)
消費者ホットライン最寄りの消費生活センターなどを案内188

住まいるダイヤルは、国土交通大臣の指定を受けた住まいの相談窓口で、相談員が必要に応じて弁護士の助言を受けながら答えてくれます。

消費者ホットラインは、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内する番号で、消費者庁につながる窓口ではありません。

相談するときも、話の土台はそろえた契約書面と日付入りの写真です。番号と写真があれば、限られた相談時間でも状況を伝えるのに手間がかかりません。

ほかのトラブルも含めた窓口の選び方は、外壁塗装リフォームのよくあるトラブル対処法にまとめています。

契約と違う色は知ってから1年以内に伝える

契約と違う仕上がり(契約不適合)には、民法で伝える期限が決められています。

前条本文に規定する場合において、注文者がその不適合を知った時から一年以内にその旨を請負人に通知しないときは、注文者は、その不適合を理由として、履行の追完の請求、報酬の減額の請求、損害賠償の請求及び契約の解除をすることができない。

出典:民法 第637条第1項(e-Gov法令検索)

「履行の追完」は、やり直しや補修で契約どおりの状態にしてもらうことです。

色の不満が不適合にあたるかは契約内容しだいですが、番号の違いに気づいたら早めに書面で伝えておきましょう。

もう1つ、訪問販売で結んだ契約にはクーリング・オフ(無条件での契約解除)の仕組みがあります。

項目クーリング・オフの中身
対象訪問販売などで結んだ契約
期間法律で決められた書面を受け取った日から8日以内
工事が終わっていたら期間内なら可能(壁などの状態は無償で元に戻してもらえる)
対象外になることがある店舗で自分から申し込んだ契約・自宅での契約を自分から頼んだ場合(見積もりだけのつもりで呼んだときなどは対象になることもある)

訪問販売にあたるかどうかは、どの形で契約したかを契約書で確かめておきましょう。

くわしい条件は、消費者庁の特定商取引法ガイド(訪問販売)で確認できます。

工事中に外壁塗装の色が見本と違うと感じたら

工事中に気づけた人は、足場があるうちに伝えられるので、工事後より選べることがずっと多くあります。

  • 下塗りの色は仕上がりの色と違うことがある
  • 気になったら上塗りの前に現場で伝える
  • 色を変えるなら費用と日程を書面で確かめてから
  • 足場があるうちに試し塗りで確かめてもらう

下塗りの色は仕上がりの色と違うことがある

外壁塗装はふつう、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗ります。

工程塗るもの色の見え方
下塗り密着を高める下塗り材(シーラーやフィラーなど)仕上がりの色と違うことがある
中塗り上塗りと同じ材料を厚く仕上がりに近い色
上塗り仕上げの塗料を薄く仕上がりの色

下塗りは仕上げとは別の下地材を塗る工程なので、選んだ色と違って見えても、すぐに失敗とは限りません。

業者によっては、塗り残しを見分けやすくするために中塗りの色を変える、と説明されることもあります。中塗りと上塗りに使う塗料の色番号を聞いておけば、いま見ている色がどの段階のものか迷いません。

工程の流れや日数は、坪数別の外壁塗装の工期の目安と工程の流れで確かめられます。

気になったら上塗りの前に現場で伝える

工事中に色が気になった人は、上塗りが始まる前に現場で伝えましょう。

上塗りまで進んでから言うと、塗り直しの手間も費用も大きくなりやすいからです。

伝える相手は、現場の職人さんと、契約した窓口の担当者の両方。口頭で伝えたあと、その日のうちにメールでも同じ内容を送っておくと、言った言わないを防げます。

伝えるときは、確認1・確認2のとおり、契約書の色番号と缶のラベルを一緒に見てもらいましょう。

色を変えるなら費用と日程を書面で確かめてから

途中で色を変えたくなったときは、塗料の注文し直しや塗り重ねが必要になり、追加の費用や日程の延長につながる場合があります。

その場の口約束で決めず、変更の中身を書面にしてもらいましょう。

  • 新しい色番号(頭のアルファベットまで)
  • ツヤの程度(艶あり・半つや・つや消しなど)
  • 追加でかかる費用
  • 工事の日程がどう変わるか

書面で中身を確かめてから決めれば、あとで「聞いていない費用」が出てくる心配が減ります。

色を変えずに様子を見る場合も、そう決めたことをメールで残しておくと、工事後に話がぶれません。

足場があるうちに試し塗りで確かめてもらう

迷いが残るときは、試し塗り(壁の一部に実際に塗って色を確かめること)を頼めないか、業者に相談してみましょう。

足場が外れると、高い所を塗り直すには足場をもう一度組む必要があるので、確かめるなら足場があるうちです。

試し塗りで実物の色を見られると、迷いがぐっと減ります。乾いてから、晴れた日中に、正面と斜めから見るのは確認3と同じです。

試し塗りの範囲や費用の扱いは業者によって違うので、頼むときに費用がかかるかどうかも一緒に確かめておきます。

これから決める人へ:外壁塗装の色が見本と違う失敗を減らす決め方

これから決める人は、大きな見本を外で見て、色番号とツヤを契約書に書いてもらえば、見本と違う失敗をぐっと減らせます。

  • できるだけ大きな見本板を外で見る
  • 晴れ・くもり・朝夕で見比べてから決める
  • 色番号とツヤを契約書に書いてもらう
  • 汚れや色あせ・まわりの家との並びも見ておく
  • 試し塗りや色の確かめ方は何社かの見積もりで比べる

できるだけ大きな見本板を外で見る

小さな色票だけで決めず、見本板(実際の塗料を板に塗った見本)をできるだけ大きいサイズで用意してもらいましょう。

日塗工の案内では、塗り板見本や大きいサイズの見本は、塗装業者や塗料販売店に相談するよう書かれています。

見本板は、家の壁に当てて外で見るのが基本です。

見本板を受け取ったら、塗る予定の壁の前まで持っていき、まわりの屋根やサッシの色と一緒に眺めてみましょう。

晴れ・くもり・朝夕で見比べてから決める

光で色の見え方が変わるので、1回だけ見て決めないようにしましょう。

見るタイミング見るポイント
晴れた日の日中日差しの下で、明るく見えすぎないか
くもりの日光が弱いときに、沈んだ色に見えないか
朝夕光の色が変わったときの印象
日の当たらない面北側などの日陰で、暗く見えすぎないか

天気や時間を変えて何度か見ておけば、足場が外れた日の印象とのずれを小さくできます。

家族と一緒に見て、気になった点はメモに残しておきましょう。

色番号とツヤを契約書に書いてもらう

色を決めたら、口頭や色の名前だけで済ませず、契約書に番号で残すことが、見本と違うトラブルを防ぐ大事な土台です。

日塗工は、塗料を注文するときは日塗工の色番号で伝え、番号の頭に見本帳の年版を表すアルファベットを付けるよう求めています。

  • 色番号(日塗工の見本帳の番号)
  • 番号の頭のアルファベット(2024年版の見本帳はP)
  • ツヤの程度(艶あり・半つや・つや消しなど)
  • 外壁・付帯部(雨樋や破風など外壁以外の細かい部分)ごとの色

色を選ぶ見本帳も、発行から3年の有効期限を過ぎた古いものではないか、業者に聞いておくと確かです。

汚れや色あせ・まわりの家との並びも見ておく

「見本と違う」とは別に、色選びでよくある後悔が、汚れや色あせの目立ち方です。

  • 雨だれやほこりが目立ちやすい色か
  • 日当たりの強い面で色あせが気にならないか
  • 屋根・サッシ・玄関ドアとの組み合わせ
  • まわりの家との並び

見本板を外で見るときに、この4点も一緒に眺めておくと、仕上がったあとの「思っていたのと違う」を減らせます。

試し塗りや色の確かめ方は何社かの見積もりで比べる

見本板の用意や試し塗り、契約書への色番号の書き方への対応は、業者ごとにかなり違います。

業者に聞くこと比べるポイント
見本板大きな見本板を用意してもらえるか
試し塗り足場があるうちに試し塗りできるか
契約書色番号(頭のアルファベットまで)・ツヤを書いてもらえるか

こうした対応は、何社かの話を並べて聞かないと分からないので、見積もりと一緒に比べると違いが見えてきます。

業者の選び方の全体像は、外壁塗装リフォームを依頼する時の業者の選び方で整理しました。

ヌリカエは、申し込むと専門アドバイザーから電話で家の状況を聞かれ、条件に合う会社を4社まで紹介してもらえる仕組みです。流れはヌリカエの仕組みに、使った人の声はヌリカエの評判・口コミにまとめました。

頼む業者がまだ決まっていない人には、何社かの見積もりを並べて、見本板や試し塗りへの対応を各社に聞き比べられるヌリカエが向いています。

頼む業者が決まっていて比べる気がない人は、紹介サービスは使わず、色番号と見本板の確認だけで十分です。

相談の流れは、ヌリカエの公式ページで確認できます。

外壁塗装の色が見本と違うときのよくある質問

本文で触れきれなかった細かい疑問に、短く答えます。

外壁塗装の色が見本と違うのはよくあることですか?

広い壁と小さな見本では同じ色でも見え方が変わるので、見本と違って見えること自体はめずらしくありません。失敗かどうかは、色番号と塗りムラで見分けられます。くわしい理由は見本と違って見えるのは外壁ではめずらしくないのとおりです。

塗りたての色は乾くと変わりますか?

塗りたての濡れた状態は色が濃く見え、乾くと落ち着くと言われます。乾き方は塗料によって違うため、色の判断は乾いてからにしましょう。ツヤの違いも含めて理由3 塗りたてと乾いたあと・ツヤで印象が変わるにまとめています。

下塗りの色が選んだ色と違うのですが大丈夫ですか?

下塗りは密着を高める下地材を塗る工程なので、仕上がりの色と違って見えることがあります。気になる人は、中塗りと上塗りに使う塗料の色番号を業者に聞いておくと確かです。工程ごとの色は下塗りの色は仕上がりの色と違うことがあるで表にしました。

塗り終わったあとでも色をやり直してもらえますか?

契約と違う色番号が塗られていたら直してもらうよう求められ、塗りムラは不具合にあたるかの判断が分かれるので写真をそろえて相談しましょう。番号どおりで好みと違うだけなら費用は相談になり、判断の目安は塗り直しの費用は契約と違うかどうかで分かれるで説明しました。元の業者が応じないときは、他社に塗り直しを見積もってもらうのも費用を知る方法のひとつです。

塗り直しの費用は誰が払うのですか?

契約と違う色なら、業者に契約どおりの仕事を求められます。契約どおりの色で好みが合わなかった場合は、依頼した側が費用を相談する形になりやすいです。どちらにあたるかは、確認1 契約書と見積書に書かれた色番号を見るの手順で確かめられます。

業者に「こんなものです」と言われたら引き下がるしかありませんか?

引き下がる前に、契約書の色番号と缶のラベルの番号を照らし合わせ、同じ条件で並べた写真をそろえましょう。話が進まないときは、住まいるダイヤルや消費者ホットライン188に相談できます。窓口の連絡先は話が進まないときは公的な相談窓口を使うに載せました。

色が気に入らないという理由でクーリング・オフはできますか?

クーリング・オフは訪問販売などの契約が対象で、期間は法律で決められた書面を受け取った日から8日以内、対象なら理由は問われません。店舗で自分から申し込んだ契約や、自宅での契約を自分から頼んだ場合は外れることがありますが、見積もりのつもりで呼んだだけなら対象になる場合もあります。期限の考え方は契約と違う色は知ってから1年以内に伝えるで説明しました。

色番号はどこを見れば分かりますか?

まず契約書や見積書の塗料の欄を見て、書かれていなければ、何番で塗料を注文したかを業者に聞きましょう。塗料の缶のラベルや注文の伝票とも照らし合わせると確かです。手順は確認2 塗料の缶のラベルの番号と照らし合わせるにまとめました。

色見本帳はどれくらいで古くなりますか?

日本塗料工業会の色見本帳は、有効期限が発行から3年です。見本は塗料を塗って作るため、時間がたつと変色・退色していきます。くわしくは理由5 画面や写真・古い見本帳では色を確かめきれないで触れました。

カラーシミュレーションの色はどこまで信じていいですか?

画面の色は塗料の色と発色が違い、正確には再現できないと日本塗料工業会も説明しています。大まかなイメージをつかむ道具として、外壁塗装のカラーシミュレーションで注意するポイントも参考にしましょう。最後はできるだけ大きな見本板を外で見るのとおり、見本板を外で見て決めると確かです。

元の業者以外に塗り直しを頼んでもいいですか?

別の会社に見積もりを取ること自体は自由で、塗り直しの範囲と費用の見当がつくでしょう。工事を他社に頼む前に、元の業者へ書面で伝えて記録を残し、費用の扱いで迷うときは住まいるダイヤルに相談しましょう。代金の扱いや保証の確かめ方は直らないときは他社に塗り直しを見積もってもらうにまとめました。

まとめ:外壁塗装の色が見本と違うときは色番号で見分けて次を選ぼう

外壁の色が見本と違って見えたら、契約書の色番号と缶のラベルを照らし合わせると、見え方の差か契約と違う色かを見分けられます。

記事のポイント
  • 見本と違って見えるだけでは失敗とは限らない
  • 色番号・缶のラベル・同じ条件の見比べ・ムラの4つで見分ける
  • 工事後は写真と書面で業者へ。直らないときは他社に塗り直しの見積もり
  • 工事中は上塗りの前に現場で伝える
  • これから決める人は色番号とツヤを契約書に書いてもらう

いまは、見上げるたびに「失敗したかも」と気になって、落ち着かない日が続いているかもしれません。

番号と写真がそろい、塗り直しにいくらかかるかも分かれば、元の業者に直してもらうか、別の会社に頼むか、見え方の差として納得して暮らすかを、自分で決められます。

工事中の人は上塗りの前に伝える、これから決める人は契約書に色番号を残す、それが最初の一歩です。

元の業者以外に塗り直しを頼むか迷っている人や、これから業者を選ぶ人は、何社かの見積もりを並べると、費用や色の確かめ方の違いが見えてきます。

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参考文献
  • 一般社団法人日本塗料工業会「色違い防止のためのご注意とお願い」
  • 一般社団法人日本塗料工業会「塗料用標準色とペイントカラー検索システムのQ&A集」
  • 一般社団法人日本塗料工業会「2024年P版 塗料用標準色」
  • 住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)「電話相談」
  • 住まいるダイヤル 相談事例「外壁リフォーム工事をした。色ムラがあるので塗り直したいと施工業者に言われたが、断りたい。」
  • 住まいるダイヤル 相談事例「外壁塗装工事の出来映えが悪い。業者とどのように交渉すればよいか。」
  • e-Gov法令検索「民法」第637条
  • 消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問販売」
  • 独立行政法人国民生活センター「クーリング・オフ」
  • 消費者庁「消費者ホットライン」
外壁塗装リフォーム
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たくみのアバター たくみ 住まいの法則 管理人

管理人のたくみです。一軒家を新築したことをきっかけに、外壁塗装やリフォームについて調べています。

義父が外壁塗装をした際には、私も実際に見積もりを確認し、業者によって内容や金額に差があることを実感しました。

「見積もりの見方」と「業者の比べ方」を中心にお伝えしています。記事の執筆は、クラウドワークスを通じて実際にリフォーム業界で働く方にも依頼しています。

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管理人のたくみです。一軒家を新築したことをきっかけに、外壁塗装やリフォームについて調べています。

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